こんにちは
今日は壁にビスやフックを取り付ける時のお話しです。
工事をしていると「壁に付けたビスが外れてしまった。」とか「フックがうまくつけられない。」といったご相談をうけます。(同じような経験をされている方、いませんか?)
これ、ビスやフックの問題ではなく、壁(下地)の問題なんです。
壁(下地)が木や合板(厚さ 12mm以上)であれば、問題なくつきますが、大概の住宅は防火のため、壁(下地)に石膏ボードが使われています。
この石膏ボード、名前の通り細かい石膏を板状に固めたモノで、ビスや釘など一点に力がかかるモノに耐えられる強度がありません。
したがって、石膏ボードの壁にビスなどを付ける時は柱や間柱のある場所を探してそこにビスをつけるか、下地処理をしてあげる必要があります。

これは壁材(石膏ボードなど)に隠れて見えない柱などを探す道具です。
針が仕込まれた先端が動くようになっていて、壁の材質が変わると抵抗力の変化で柱の位置を推測させます。・・・名前は「どこ太」となっています・・・建築用道具の名前はものすごく分かり易い「オヤジギャグ」のようなものが多いです。・・・

そしてこの貝殻のようなモノが石膏ボードの壁にビスを付ける時のお助けグッズです。
ビスをつけたいところに先にネジ込んでおき、真ん中の孔にビスをつけます。周辺の突起が石膏ボードを引っ掛け抜けにくくなります。但し、強度はそれほどないので、時計や飾り物などを吊るす時などに使用します。
また、マンションなどで壁がコンクリートの時はコンクリート用のビスをつかうか、写真のようなバックアップ(プラスチックや鉛でできていて、ドリルなどで下孔をあけて入れておき、そこにビスをつけます。緑色のモノがそうです。)をいれます。*コンクリートの壁は躯体(建物の構造上の強度を保つ)の場合が多いので、取り付けには確認が必要です。

どれもホームセンターなどで手に入るモノですが、「うまくつけられなかった」「自信がない」という方はお気軽に電話してください。
posted by アイズムホーム at 17:00|
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